電動工具のメンテナンス基礎(ドリル・インパクト編)

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電気工事現場で欠かせないドリルドライバーやインパクトドライバーなどの電動工具。日常的に使用するこれらの工具は、適切なメンテナンスを行うことで性能を長期間維持し、故障リスクを大幅に減らすことができます。ここでは、電動工具の基礎的なメンテナンス方法について解説します。

日常点検のポイント

  • ビットチャック部や先端工具の緩みがないか確認
  • 電源コード(有線式の場合)やバッテリー接続部の断線・破損チェック
  • スイッチの動作に異常がないか、押した感触やレスポンスを確認

清掃と潤滑

  • 作業後は本体外装のほこりや切り粉をブラシで除去
  • 吸気口・排気口のゴミ詰まりを防ぎ、モーター冷却を妨げないようにする
  • 可動部には、メーカー指定の潤滑剤を適量塗布する(オイルスプレーは必要に応じて)

バッテリー管理の基本(コードレス機)

  • 使用後すぐの充電は避け、バッテリー温度が下がってから充電する
  • 長期保管時は満充電ではなく、40〜60%程度にして保存
  • 急速充電ばかり繰り返すとバッテリー寿命が縮むため、通常充電を基本とする

異常時の対処

  • 異音・異臭が発生した場合は、直ちに使用を中止
  • チャック部が緩んだまま使用すると、ビットの脱落や破損につながる
  • 振動が異常に大きい場合は、内部ギアの摩耗や破損の可能性あり

長期使用に向けたアドバイス

  • 定期的にメーカー指定のメンテナンスや点検サービスを利用する
  • 摩耗部品(ブラシモーター式ならカーボンブラシなど)は早めに交換
  • 使用後は乾燥した場所で保管し、湿気や高温を避ける

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まとめ

ドリルドライバーやインパクトドライバーは、適切なメンテナンスと取扱いによって寿命と性能を大きく伸ばすことができます。日常点検・清掃・バッテリー管理を習慣づけ、安全で快適な作業環境を維持しましょう。

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